2019年09月24日
三中井百貨店と同時代の建物たち

いま、東近江市五個荘金堂町の旧中江勝治郎邸で絵画展を催していますが、その展示テーマについて補足を。
近江商人の中江勝治郎さん(1872〜1944)は明治時代、三中井呉服店を創業します。
1905(明治38)年、兄弟四人で三中井商店を大韓帝国に設立。
1911(昭和8)年、三中井百貨店に改称。
朝鮮に12店、満州に3店、中国に3店、18店舗の百貨店チェーンを展開し「百貨店王」と呼ばれるまでになります。
しかし、
1945(昭和20)年の太平洋戦争の終結によって、百貨店は接収され、海外での資産をすべて失い、三中井百貨店は消滅しました。
今回、その三中井百貨店が総本部としていたお屋敷が会場ということで、なにかゆかりのある展示ができないかと思案し、三中井の歴史と同じ1905年から終戦までに建てられた近江の建物をテーマにしました。
出展しているのは、1905〜1942年築までの建物です。戦中の43〜45年はありません。
建築年がわかる公共の建物が多くなりましたが、大正、戦前という時代の雰囲気が全体を通して感じられるかと思います。
〜9月29日(日) 24日休
9:30〜16:00 *時間を変更しました
*29日はぶらりまちかど美術館・博物館
旧中江勝治郎邸
東近江市五個荘金堂町
近江商人屋敷中江準五郎邸から道を挟んだ南西側
無料
Posted by sho惑星 at 00:26│Comments(0)
│絵画展のこと