2013年07月10日
続 会津のこと 白虎隊など
そして、伝 松平容保筆の、白虎隊のことを詠んだ歌の掛軸も気になるものでした。
たたかひ今を限り
とや思ひけん十あま
り五たりの男の子ども
飯盛山にて腹きりて
死したりけるをうつし
画にせしを見てあはれ
さのあまりに
容保
千代までとそだ
てし親のこころ
さへ推しはかられ
てぬるる袖かな
会津若松市の飯盛山にある「白虎隊殉難詩碑」(大正3年建立)の題字部分に刻まれている歌とのことです。
修学旅行の時に飯盛山へは登ったけれど、この碑を見たか記憶が定かではありません。
この歌を、金戒光明寺の特別展で読んだ時、あなたが指揮した徹底抗戦が白虎隊の悲劇を招いたんえ‥と、胸の裡で呟いてしまいました。
ただ、ここ数回の『八重の桜』を見ていると、松平容保が徹底抗戦を選ばざるを得ない苦悩も分からなくもない。
勿論ドラマなので、史実とは違うし、脚色された綾野容保の青ざめた憤りの表情に肩入れし過ぎてしまっているのかもしれません。
かたや恭順を語る西田頼母のキモチも分かる。
ドラマ以上に現実は複雑怪奇で、人は強くなったり弱くなったり、いろんな背景を背負って心の在りかが揺れ動くものだと思います。
ならぬものはならぬ“武士”とはいえ、130年ばかり前の、私たちと変わらない感情を持った“人”なのだから‥
八重の桜では、白虎隊だけじゃなく、二本松の少年隊や娘子軍にもスポットがあてられたのが、よかった‥何度も鼻の奥がつーんとなったけれど‥
山川大蔵の彼岸獅子が入城したし、つらい戦ももうすぐ終わりになるでしょう。
あ、八重の父上、権八さんが‥
そのシーンは、見たくないな‥どうしよう‥

・涙雨の紫雲の庭・
京都 くろ谷 金戒光明寺で『八重の桜』特別展を見たあと、雨の中、紫雲の庭を散策しました。
NHKの「仕事ハッケン伝 」で麒麟の川島明さんが庭師に挑戦、作庭を手伝われた「ご縁の道」へ回遊する途中には、可愛い亀さんが。
三十三観音をなぞらえて、全部で33亀いるそうです。

・石の亀さん・
帰路につく前に、滝のように流れ落ちてくる水を除けながら、ひたすら階段を登り、会津墓地(『会津藩殉難者墓地』)を訪ねました。

・会津墓地参道・
鳥羽伏見の戦いで負傷落命した新島八重(山本八重)の弟、山本三郎や林権助の名前も刻まれた慰霊碑や、会津藩が京都守護職として赴任した文久年間から京で没した藩士たちの小さな傾いた墓標などにも合掌し、
「会津に帰れなかった魂よ、安らかに」
とお祈りして、墓地をあとにしました。
たたかひ今を限り
とや思ひけん十あま
り五たりの男の子ども
飯盛山にて腹きりて
死したりけるをうつし
画にせしを見てあはれ
さのあまりに
容保
千代までとそだ
てし親のこころ
さへ推しはかられ
てぬるる袖かな
会津若松市の飯盛山にある「白虎隊殉難詩碑」(大正3年建立)の題字部分に刻まれている歌とのことです。
修学旅行の時に飯盛山へは登ったけれど、この碑を見たか記憶が定かではありません。
この歌を、金戒光明寺の特別展で読んだ時、あなたが指揮した徹底抗戦が白虎隊の悲劇を招いたんえ‥と、胸の裡で呟いてしまいました。
ただ、ここ数回の『八重の桜』を見ていると、松平容保が徹底抗戦を選ばざるを得ない苦悩も分からなくもない。
勿論ドラマなので、史実とは違うし、脚色された綾野容保の青ざめた憤りの表情に肩入れし過ぎてしまっているのかもしれません。
かたや恭順を語る西田頼母のキモチも分かる。
ドラマ以上に現実は複雑怪奇で、人は強くなったり弱くなったり、いろんな背景を背負って心の在りかが揺れ動くものだと思います。
ならぬものはならぬ“武士”とはいえ、130年ばかり前の、私たちと変わらない感情を持った“人”なのだから‥
八重の桜では、白虎隊だけじゃなく、二本松の少年隊や娘子軍にもスポットがあてられたのが、よかった‥何度も鼻の奥がつーんとなったけれど‥
山川大蔵の彼岸獅子が入城したし、つらい戦ももうすぐ終わりになるでしょう。
あ、八重の父上、権八さんが‥
そのシーンは、見たくないな‥どうしよう‥
・涙雨の紫雲の庭・
京都 くろ谷 金戒光明寺で『八重の桜』特別展を見たあと、雨の中、紫雲の庭を散策しました。
NHKの「仕事ハッケン伝 」で麒麟の川島明さんが庭師に挑戦、作庭を手伝われた「ご縁の道」へ回遊する途中には、可愛い亀さんが。
三十三観音をなぞらえて、全部で33亀いるそうです。
・石の亀さん・
帰路につく前に、滝のように流れ落ちてくる水を除けながら、ひたすら階段を登り、会津墓地(『会津藩殉難者墓地』)を訪ねました。
・会津墓地参道・
鳥羽伏見の戦いで負傷落命した新島八重(山本八重)の弟、山本三郎や林権助の名前も刻まれた慰霊碑や、会津藩が京都守護職として赴任した文久年間から京で没した藩士たちの小さな傾いた墓標などにも合掌し、
「会津に帰れなかった魂よ、安らかに」
とお祈りして、墓地をあとにしました。
Posted by sho惑星 at 06:03│Comments(0)
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