2013年03月08日
朝日新聞「春への序章」&「春はそこまで」余話
ええーっ!どうしてこんな場所で?
と、思いもかけない所での出逢いというものが、時折あるのです。

・春待つ余呉川・
木之本町大音の集落。さんさんと降りしきる雪の中、傘に身をすぼめてスケッチしていました。
人影などない静かな道を、向こうのほうから近づいてくる数人の気配が。
そのグループが私の背後を通り過ぎようとした時、そのうちの一人が
「あれ?福山さん?」と声をかけたのです。
路上で絵を描いていると、たまに私の事を新聞で知って下さっているかたから名前で呼びかけられることがあります。
きっと、そうかな?と振り返ってみたら、なんと!よく知っている人でした。
彼女は、でも彦根の人。
なんで、こんなところに‥?
話を聞けば、春に催す賤ヶ岳の歴史ウォークの下見に来たんだという。
彼女は石田三成のエキスパート。
いまある歴女たちの石田三成ブームのずっと源流にいて、こつこつと孤軍奮闘、顕彰してきた人です。
歴女なんて言葉がなかった時代から、彼女の石田三成への情熱を私は見てきました。
それにしても、今日の日の、この時間に、この集落の、この道で、彦根で暮らす彼女と、大津で暮らす私が出逢うとは!
道が一筋違ったら、もう逢えなかったのです。
ちょっと思い浮かべてみました。
鳥の目になって、空から俯瞰して見てみる。
大津を出発した私と、彦根を出発した彼女が、木之本へ向けて、だんだん、だんだん近くなっていく。
そして、大音の集落で、一歩また一歩と人生ゲームのコマを進めるみたいに近づいて、どんぴしゃ重なり合うのです。
そのコマの動きを空から見てたらおもしろいやろなあ。
「やぁ、二人がこんなとこで出逢ったぞ〜」とかいって。
寒さも吹き飛ぶくらい、愉しい出来事でした。

・己高山のひこうき雲・
スケッチを終え、
恒例のサラダパンを買って、
木之本地蔵さんにお参りして、
帰路につきました。

・朝日新聞「春はそこまで」・
と、思いもかけない所での出逢いというものが、時折あるのです。

・春待つ余呉川・
木之本町大音の集落。さんさんと降りしきる雪の中、傘に身をすぼめてスケッチしていました。
人影などない静かな道を、向こうのほうから近づいてくる数人の気配が。
そのグループが私の背後を通り過ぎようとした時、そのうちの一人が
「あれ?福山さん?」と声をかけたのです。
路上で絵を描いていると、たまに私の事を新聞で知って下さっているかたから名前で呼びかけられることがあります。
きっと、そうかな?と振り返ってみたら、なんと!よく知っている人でした。
彼女は、でも彦根の人。
なんで、こんなところに‥?
話を聞けば、春に催す賤ヶ岳の歴史ウォークの下見に来たんだという。
彼女は石田三成のエキスパート。
いまある歴女たちの石田三成ブームのずっと源流にいて、こつこつと孤軍奮闘、顕彰してきた人です。
歴女なんて言葉がなかった時代から、彼女の石田三成への情熱を私は見てきました。
それにしても、今日の日の、この時間に、この集落の、この道で、彦根で暮らす彼女と、大津で暮らす私が出逢うとは!
道が一筋違ったら、もう逢えなかったのです。
ちょっと思い浮かべてみました。
鳥の目になって、空から俯瞰して見てみる。
大津を出発した私と、彦根を出発した彼女が、木之本へ向けて、だんだん、だんだん近くなっていく。
そして、大音の集落で、一歩また一歩と人生ゲームのコマを進めるみたいに近づいて、どんぴしゃ重なり合うのです。
そのコマの動きを空から見てたらおもしろいやろなあ。
「やぁ、二人がこんなとこで出逢ったぞ〜」とかいって。
寒さも吹き飛ぶくらい、愉しい出来事でした。
・己高山のひこうき雲・
スケッチを終え、
恒例のサラダパンを買って、
木之本地蔵さんにお参りして、
帰路につきました。
・朝日新聞「春はそこまで」・
Posted by sho惑星 at 11:17│Comments(6)
│絵と文のこと〜朝日新聞
この記事へのコメント
福山さん、今日は。「春への序章」も趣がありますね。余呉と聞くと、滋賀県でも豪雪地帯ですから、もっと積雪があるかと思っていましたが、春も近づき積雪量も少なくなっているのですね。余呉川付近での出合い、偶然なのか、神様が引き寄せたのか、不思議な思いがしますね。鳥の目から見た鳥瞰(俯瞰)の表現も福山さんらしい、素晴らしい表現だと感心しています。
Posted by kobatoan at 2013年03月08日 16:45
いま切り抜いた「春の序奏」を見ました。同じ木之本の大音ですね。大音は賎が岳に登るところですわね。石田三成の人ですが、昨年石田の町にいきましたわ。
大音って山の部落かなと思っていたんですが、余呉川もあるんですね。この先は西野水道になるんですね。
大音って山の部落かなと思っていたんですが、余呉川もあるんですね。この先は西野水道になるんですね。
Posted by そば打ちおじさん
at 2013年03月08日 21:47

to kobatoanさん
木之本町大音、賤ヶ岳の向こうは余呉湖です。
柳ヶ瀬ほどは積もらないかもしれませんが、やっぱり湖南とは違いますね。
でも、木之本などは融雪装置があるので、車道に雪はありませんでした。
その一瞬に誰かと出逢う‥人の縁は不思議ですね。
木之本町大音、賤ヶ岳の向こうは余呉湖です。
柳ヶ瀬ほどは積もらないかもしれませんが、やっぱり湖南とは違いますね。
でも、木之本などは融雪装置があるので、車道に雪はありませんでした。
その一瞬に誰かと出逢う‥人の縁は不思議ですね。
Posted by by sho惑星 at 2013年03月08日 23:36
to そば打ちおじさん
大音の家なみは山の麓にあって集落の中は坂道になっています。
駅から西へ、余呉川を越えると大音の集落に着きます。
西野水道どうでしたか、まだ行ってないので、今年こそは、行ってみたいです。
大音の家なみは山の麓にあって集落の中は坂道になっています。
駅から西へ、余呉川を越えると大音の集落に着きます。
西野水道どうでしたか、まだ行ってないので、今年こそは、行ってみたいです。
Posted by by sho惑星 at 2013年03月08日 23:45
既に知っている人との出会いも不思議、ニアミスしてたね~って事よくあります。
「人との出会い」は、 奇跡と神秘。。
写真にあるような場所で、この時期にスケッチしているのは「福山さん」かもしれない。。。とその方は思われたのでしょうね。。♪
私も時々 スケッチしておられる方見ると「福山さんかな?」と思ってしまいます。
木之本地蔵さんのある北国街道もいい所ですね。
2~3時間かけて、あの通りを何度も歩いた日があります。脇道もなかなかいいですね。
あの通りに親戚があります。
「人との出会い」は、 奇跡と神秘。。
写真にあるような場所で、この時期にスケッチしているのは「福山さん」かもしれない。。。とその方は思われたのでしょうね。。♪
私も時々 スケッチしておられる方見ると「福山さんかな?」と思ってしまいます。
木之本地蔵さんのある北国街道もいい所ですね。
2~3時間かけて、あの通りを何度も歩いた日があります。脇道もなかなかいいですね。
あの通りに親戚があります。
Posted by yume at 2013年03月09日 22:24
to yumeさん
木之本の街道は描きたいところがいっぱいあって、頻繁に行くわりには、ちっとも描けてないのです。自分でも不思議なくらい。
たまに余呉駅から木之本駅まで歩いたりもします。
ご親戚のおうちは私の知っているところかなあ。
木之本の街道は描きたいところがいっぱいあって、頻繁に行くわりには、ちっとも描けてないのです。自分でも不思議なくらい。
たまに余呉駅から木之本駅まで歩いたりもします。
ご親戚のおうちは私の知っているところかなあ。
Posted by by sho惑星 at 2013年03月10日 00:42